• いよいよ解約の方向を向き始めたので、フレッツ回線に戻す時の費用を確認するため、NTTに電話した。

    すると、なんと2万円以上かかるという。
    なんでも、一度フレッツを解約した人が、同じ住所で、再度フレッツを契約する場合は特殊な工事費がかかるそうだ。

    ついでに、もう一つ問題が持ち上がった。
    電話番号だ。
    auひかりに変えたときに電話番号も変わっていたのだ。
    私としては電話番号も元に戻したいのだが、ムリだという。

    実は、9月頭に問い合わせた時、一度auひかりの人が、「NTTに戻した場合は元の電話番号を使える」と言っていたのだ。
    話が違う。

    証券会社やらなんやら、大量の電話番号変更の手続きはやりたくない。
    これは、auひかりに変えなければ必要の無かった作業だ。
    月に1000円安くなるからと言われたからその手間をかけてもいいかと思ったわけで、
    接続できない今、これも交渉しなければ。

    電話がかかってきた。

    「もしもし、KDDIお客様相談室、水野でございます・・・」

    「はい。」

    「えー、前回、費用のことについて上の者に相談すると申し上げました。」

    「はい。」

    「相談したところ、
     毎月の、現在3ヶ月目ですが、毎月の費用、これは、ご請求いたしません。」

    かなり緊張している口調だ。

    「そうですか。」

    「ですが、
     NTT回線に戻す費用、これは、大変、大変申し訳ないのですが、
     こちらで負担することはできない、という判断になりました・・・。」

    「・・・はあ、そうですか。
     私としては非常に不満です。
     『NTTと変わらない品質の回線を提供する』とそちらが仰って、
     私と約束してくれたから、auひかりを契約したんです。
     その約束をそちらが果たしてくれないからこの費用がかかるんですよ。
     この費用はあなた方のせいで発生することになるんです。
     NTT回線に戻す費用は、そちらで負担して下さい。」

    「いえ、これは、上の者の判断ですので・・・。」

    「なら、その上の方と喋らせて下さい。」

    「いえ、斉藤様の窓口は私でございますので・・・。」

    相変わらず弱々しい声だ。

    「・・・一旦、そのお答えはわかりました。
     もう一つ、お願いがあるのですが。」

    「はい・・・」

    「NTTに戻した場合、電話番号を元に戻して欲しいんです。」

    「電話番号、でございますか?」

    「auひかりに変えたときに、電話番号が変わっています。
     電話番号が変わると、色々と手続きをする必要があります。
     証券会社への届けとか。
     その手間が嫌なので、NTTに戻した時には電話番号を元に戻して欲しいんです。」

    「はい・・・」

    「以前、そちらに問い合わせをした時に電話番号は元に戻せるとお聞きしたのですが、
     今日電話してみたら、NTTの方はムリだと仰ったんです。」

    「その件に関しては・・・、
     ちょっと私の知識ではすぐにお答えすることが難しいのですが・・・」

    「一旦技術部門の方と話して頂いて構いませんので、検討してもらえませんか。
     そちらでNTTと直接話して、番号を戻せるように調整して下さい。
     もし番号が戻らないのなら、私がそれについて消費する時間に対してお金を下さい。
     電話番号変更にまつわる作業も、そちらが約束を果たしてくれれば発生しなかった作業ですから。」

    ああ、ついに必要経費以外の金もよこせと言ってしまった。

    「はい・・・」

    「それから、NTT回線に戻すための費用についても、
     負担しないということでしたけど、それについてももう一度検討して下さい。」

    「はい・・・わかりました・・・」

    相変わらず弱気な人だ。
    責めるのが辛い。

    必要経費以外のお金を要求するのはマズいと思っていたのだが、ついに言ってしまった。
    これで完全に私はブラックリスト入りだろう。

    翌日。

    「もしもし、KDDIお客様相談室、水野でございます・・・」

    「はい。」

    「今後お客様に発生する費用について、ご報告するお約束になっておりましたが。」

    「はい。」

    「上の者と相談致しまして、NTT回線に戻す費用、これは、私共で負担させて頂きます。」

    「そうですか。」

    「次に、電話番号の件ですが。」

    「はい。」

    「こちらは、同じ電話番号に戻すことは、できないということでございます。」

    「NTTの方がそう言ったのですか?」

    「はい。そうでございます。」

    「なら、以前そちらの担当の方が『元の電話番号に戻せる』と仰っていたのは何だったのですか?」

    「はい、実は、こちらの担当のものが勘違いをしていたようでございまして・・・」

    「勘違い・・・ですか。
     私にとってはとても重要なことだったのですが、間違いだったのですね?」

    「はい、間違いだったということでございます。」

    「・・・本当に間違いだったのですか?
     少しでも長く契約を続けさせるため、時間を稼ぐために、嘘を言ったのではないですか?」

    「いえ、決して、決して、そのようなことはございません。」

    「・・・本当にもう元の電話番号には戻らないのですか?
     今回確認していただいた内容も間違っていたという可能性はありませんか?」

    「いえ、申し訳ありません。この結論で、間違いありません・・・。」

    「・・・じゃあ、電話番号はもう元には戻らないし、
     NTT回線にした場合、今のauひかりでの電話番号ともまた違う番号が振られるわけですね?」

    「はい、そうなります・・・。」

    「それなら、
     電話番号が変わってしまうことによってこれから私が費やさなければならない時間に対してお金を下さい。」

    「申し訳ありませんが、それも、できません。
     元の電話番号を廃止したことは、お客様のご判断でされたことですので、補償はできません。」

    「そりゃ、普通はそうでしょうけど、
     その番号を廃止したのは、御社が『NTT回線と全く同じ品質で、毎月1000円安くなります』と仰って、
     それを約束してくれたからしたことです。
     その約束を御社が果たしていないから、損失の補償を求めているんです。」

    「・・・申し訳ありませんが、それは、できません。
     お気持ちはわかります。が、それだけはできません。」

    「私は、これまで、この障害に対して90時間以上費やしているのですよ。
     あまりにひどいので途中から記録していました。
     そして、これからも、電話番号の変更の作業で何時間もかかるんです。
     これは、KDDIさんが約束を果たしてくれれば、かける必要のなかった時間です。
     あなたの会社がやっていることはひどいと思いませんか?」

    「お気持ちは非常に良くわかります。
     ですが、どうしてもできないんです。」

    やはり無理か。まあ客観的に見れば普通の対応だろう。
    でも、私が費やした膨大な時間を考えると心底悔しい。

    「・・・お金はお支払いできませんが・・・、
     今回のような場合、弊社から、お気持ちということで、クオカード、を、お送りさせて頂いております。」

    搾り出すような声だ。
    クオカードをくれるのか。

    「・・・クオカード?
     ・・・そんなの、何百円か何千円かの単位でしょう?」

    「・・・」

    金額は言えないらしい。

    「・・・わかりました。もういいです。
     その条件で解約します。
     これまでの月額費用は不要、NTT回線に戻すための費用は負担して頂ける。
     但し、電話番号は変わってしまう。
     そういう条件でいいですね?」

    「はい、申し訳ございません。
     NTT回線に戻された際に領収書が出ると思いますので、それを弊社にご送付下さい。
     後日、ご送金致します。
     ご送付頂くための封筒をそちらへお送りしますので。」

    なんだよ、KDDIから直接払ってくれるんじゃないのか。
    文句を言いたかったが、もう気力が無かった。

    「わかりました。お待ちしています。」

    電話を切った。

    やっと終わった。
    これでこの苦痛から開放される。

    そしてすぐにNTT回線の契約手続きをし、開通した。

    その後、領収書返送用の封筒が届いた。
    一緒に入っていたのは、クオカード千円分だった。

    Posted by サイト主 @ 7:14 PM for 管理人の体験談 |

    3 Comments to "10.決着"

    • 匿名 より:

      やたくおか

      ( ̄^ ̄)ゞ乙ー

    • ぶー より:

      たったの1000円。これはないわ。

    • 匿名 より:

      >電話番号が変わってしまうことによってこれから私が費やさなければならない時間に対してお金を下さい。

      どれだけ相手が酷くてもこれ言っちゃあ駄目でしょ。相手が大企業で、担当部署が請負会社の派遣だから警察沙汰にはならないものの、うちの会社でこれ言ってくるクレーマーは警察に通報する

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